今から16年前。

その電話はありました。

中途入社の自分が会社に入って、

ようやく落ち着いてきたぐらいのことです。

 

「お前なにやってんだよ!!」

 

電話ごしの激怒の声。顧問先の社長からでした。

 

初めて担当した給与計算業務でのこと。

給与計算が無事に完了し、ホッとしたタイミングでした。

 

「従業員全員の給与が分かっちまったじゃねえか!!」

 

事前に社長に電話することなく、『支給控除一覧表』を

ファックスしてしまったのです。

そしてファックスを受け取ったのは、一般の従業員。。

 

『支給控除一覧表』には、社長をはじめとする従業員全員の

「誰が、いくらお給料をもらっているか」が書いてあります。 

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その後すぐにお詫びに伺いました。

社長からのひとこと目は「お前プロだろ?」でした。

 

我々が扱う情報は従業員や役員の生活、モチベーションにも関わり、

会社の経営状態に直結する大切な情報を扱っているのだと再認識した瞬間でした。

 

顛末の最終で「今度からは気をつけろよ…」の言葉で救われましたが。。。

 

 

 

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我々は士業は、

企業経営や個人にとって大事な情報を日々取り扱っています。

 

しかし、毎日の仕事の中で、

その情報に接しているとどんどん感度が鈍くなっていきます。

いつしか情報が単なる「数字」になってしまいます。

 

また、情報だけではなく、自分が話している法律用語や専門用語も

毎日使っていると当たり前のように口をついてきます。

 

でも、大事なのは、

 

お客様の目線で考えたらどうだろうか。

お客様はどう受け止めるだろうか。

 

ということです。

 

プロとして数字の先にあるお客様の顔をきちんとイメージしていたのか。

手続のみを考えて、相手にどう伝えるのかを忘れてしまった

1枚のファックスを今でも思い出します。

 

「今度からは気をつけろよ…」

 

あの日から肝に銘じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社会保険労務士法人 あさひ社労士事務所
代表 涌井 巧